【第424話】商売繁盛をもたらす情報化戦略の一丁目一番地

「営業活動にはWEBサイトが大切と言われて、古かったホームページをマルっとキレイにリニューアルしたのですが、全くお問合せなどなく。そもそも何か間違っているように感じ始めていまして…」、新規顧客の獲得に向けて真剣に取り組まれてはいるもののどこか手詰まり感をお持ちです。

 

弊社では、WEBサイトは営業ツールの中心として絶対に必要不可欠なものとお伝えしています。このため、新事業の立ち上げ、新商品の販売開始、営業強化、販売拡大…に際して、WEBサイトの新設や更新は必ず行うことになります。

 

実際、新設法人であれば、WEBサイトがなければ銀行口座も作れないほど。それくらい、WEBサイトは世の中に存在していることを示す意味で、必要不可欠な経営装備になっています。

 

ところが、ここから新たな仕事、新規の顧客開拓につながらない…。それならば、何のためのWEBサイトなのかというお気持ちになるのも当然のことと理解できます。

 

ちなみに、情報化戦略と聞けば、どんなことを頭に想い描かれるでしょうか?

 

社内の掲示板や連絡用のグループウエア、技術データを保存しておくクラウドストレージ、会計処理を行う経理システム、顧客データや取引履歴を管理する顧客管理システム、日常の否定形業務を処理できるRPA…こうした社内の業務プロセスに関する情報化ではないでしょうか。

 

こうした情報化対応というのは、いわば社内のこと。これをある程度のレベルで実施しておくということは、あくまでも社内の業務効率の問題です。

 

もう少し言えば、こうしたハード、ソフトというのはあくまでも道具であって、それらをどう使うか…というところはユーザー側の問題なのです。

 

こうした情報化戦略の中で、改めてWEBマーケティング、ネットショップの重要性が増しています。

 

ネットやスマホで情報が検索される時代となり、お客様に探してもらえるようになり、そうした購買行動がフツーになっていることは、大きなビジネスチャンスなのです。

 

しかし一方で、このビッグチャンスに上手く対応できる企業とそうでない企業がクッキリハッキリと別れます。

 

こうした状況の時、原因は一つです。ちょっと考えれば分かることですが、“情報”に対する認識の違いだということです。

 

上手くいかない企業は、情報を情報システムだと考えていて、こうした情報システム自体を導入すれば、問題を解決してくれると考えています。つまり、問題解決の対応手段そのものだと考えがちです。

 

反対に上手く対応できる企業は情報システムを道具と見て、その使い方で勝負しようとします。

 

そもそも勘違いしてはいけないのは、情報とは何かということです。情報とは情報システムの中にあること、その中身のことです。

 

情報発信の中身が、事業概要だったとしたら、自分たちのことをひたすら語っていたとしたら、これはビジネスとしていかがでしょうか…ということなのです。

 

勘の良い経営者ならば、もうお気づきのことと思います。ジブンたちのことを情報発信してもビジネスとして見れば情報量として半分だということです。

 

自社のこと、商品サービスのこと、ジブンのことだけを話せば、聞いた相手は「勉強になりました」ということで話が閉じてしまうのは当然のことと言えるでしょう。

 

御社が提供する商品サービスをお客様が購入したとしたならば、購入前と購入後でこんな変化を手に入れることができます…と、お客様にとっての価値便益、購入後の可能性を情報発信できていることが大切です。

 

こうした情報発信だから「もう少し聞かせて…」となるのです。こちら側の情報で半分、お客様のことで半分。これら両方の情報量が揃って初めてビジネスの情報発信なのです。

 

御社のWEBサイトはジブン情報に偏っていませんか?

WEBサイトでお客様への価値便益、貢献意欲を叫んでいますか?

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